たこ焼き。それは一口サイズに焼かれた小麦粉の生地の中にタコが入った大阪発祥といわれる粉物料理だ。

アツアツに焼かれたものにソースをたっぷりかけて食べるととにかく激ウマである。たこ焼きが好きで好きで仕方ないという人もきっと多いことだろう。

家でたくさん食べたい!





今ではたこ焼き器が安価で販売されるようになり、自宅でも簡単に焼きたてのたこ焼きを食べられるようになった。

大量に焼いて満腹になるまでたこ焼きを食べるのも良いし、友人を招いてたこ焼きパーティーをするのも最高である。

何回も焼くのは面倒……





しかし、たこ焼きをたくさん作るのは非常に手間がかかる。大人数で食べるならいいが、一人で食べるのであれば非常に効率が悪い作業だ。どうにかならないものか……。

炊飯器を使ってみた!



そこでひらめいたのが炊飯器を使ってたこ焼きを作れないかということだ。よく見ると炊飯器の釜はまるでたこ焼きの形そのものなのである。



炊飯器を使って調理ができれば、小さいたこ焼きを何度も焼かなくても、一度スイッチを押すだけで特大のたこ焼きができ上がる。面倒な作業をしなくてもたこ焼きでお腹いっぱいになれるというわけだ!



早速調理スタート!



調理方法は非常に簡単である。まずはタコやキャベツなどを細かく切り、小麦粉と卵を混ぜ合わせる。ドバドバドバッ!! グチャグチャグチャグチャーーーーッ!! しっかり混ぜ合わせたら炊飯器の中に入れるだけだ。



混ぜた具材を炊飯器に入れたらスイッチオン! あとはただひたすらに焼き上がるのを待つだけである。



あたりにいい匂いが……



しばらくすると、炊飯器からほんのりといい匂いが漂ってきた。シーフード系の食欲をそそる匂いである。どうやら順調に調理ができているようだ。あまりのいい匂いにヨダレがダラッダラである。くぅゥゥゥーーーーッ! 早く食べたいぞ!!

超特大たこ焼き完成!



ピーーーーーッ!!

待つこと数十分。炊飯器が調理完了のブザーを鳴らした。いよいよ超特大たこ焼きが完成したようだ! 早速炊飯器のフタを開けてみると……。



おおおおおおっ!! 無事にできてるじゃないか!!

若干中心部は火の通りが甘い気はするが、周囲はしっかり茶色く焼き上がっている! これは実験台成功だ!!

しかし、小麦粉を生の状態で食べるのはあまり良くない。念には念を入れ、しっかり火を通すため、皿に移してから電子レンジで少しだけ加熱。そしてソースなどをかけて仕上げてみたぞ!

あまりにもデカい!!



ドォーーーーーーーン!! デカい、あまりにもデカすぎる!!



いまだかつて見たことのないサイズのたこ焼きがここに完成した!! 通常サイズのたこ焼きも横に並べてみたが、比べると異様なまでの大きさが際立ってくる。通常のたこ焼き50個分くらいはありそうである。まるでたこ焼きのバケモノだ!!



楊枝では食べられないwww



たこ焼きなのでまずは楊枝で刺して食べてみようとしたが、当然重すぎて持ち上げられないw たこ焼きというよりお好み焼きっぽくなってしまうが、箸を使って早速食べてみることにするぞ。



ちゃんとたこ焼きになっている



超巨大たこ焼きを箸でひとつまみして口に運んでみると……こ、これは見事なまでに普通のたこ焼き!!

さすがに屋台やお店で食べるたこ焼きにはかなわないが、家で素人が手作りしたたこ焼きのレベルには十分達している! しかも中までしっかりアツアツだ!

手間を掛けずに満腹に!





超巨大たこ焼きは見ての通りとんでもないボリュームで仕上がったため、半分くらい食べたところで満腹状態になってしまった。当初目論んでいた通り、スイッチひとつでたこ焼きを作ることに成功し、お腹いっぱいになるまで食べられたのだ。これは素晴らしい!

できない炊飯器もあるかも



今回は上手に超巨大たこ焼きを作ることができたが、炊飯器の性能によってはできない場合もあるだろう。試してみる場合は自己責任でお願いしたいが、見た目のインパクトもネタ度も十分。たこ焼き好きなら一度試してみる価値はあるだろう。

■執筆・監修:Mr. Fox

執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/