iPhoneよりもスゴくなった! 安全性が格段に向上した「生体認証」を搭載する格安スマホたち
「指紋認証」は、パスワードよりも強固なセキュリティを実現しながら、パスワードを記憶したり、定期的な変更をしたりする必要もないので、誰でもが使いやすい機能でもある。
また「指紋認証」は。iPhoneやハイエンドスマホだけに搭載されていたこともあり、高性能スマホの代名詞でもあった。
しかし、いよいよ、この「指紋認証」が、最近の格安スマホにも搭載される時代がやってきたようだ。
●「生体認証」は簡単に使える強固な鍵
富士通のスマホやiPhoneに採用されている「指紋認証」は、「生体認証システム」と呼ばれている。
これは、人間ひとりひとりで異なるとされている体の一部を鍵にするものだ。
パスワードよりも極めて強固なセキュリティシステムといえる。
「指紋認証」があれば、わざわざ長いパスワードを覚えることなく、指先ひとつでロック解除できる。
また、アプリの購入などの電子決済などにも生体認証は利用されており、まさに「人間の個性が鍵」となっている。
これら「生体認証システム」は、iPhoneやキャリア向けのハイスペックスマホに搭載されてきた。
しかし、近年の技術革新と生産性の向上が、格安SIMフリースマホにも搭載できる時代をもたらしたのだ。
●「生体認証システム」を搭載した安全で確約なSIMフリースマホ/b>
指紋などの生体認証システムを採用した格安スマホだが、キャリアスマホと比べると、まだ多くない。登場してきたのも、昨年からと、本当につい最近のトレンドなのだ。
しかし、ニーズが高いこともり、一気に増えてきているといってもよい。
格安スマホでも、ハイエンドスマホと変わらず、セキュリティが重視され始めているからだ。
・AXON mini
ZTE社のミドルハイスペックスマホが、「AXON mini」(アクソン ミニ)だ。
名前に「ミニ」と付いているが、ディスプレイサイズは5.2インチとやや大きめのモデルだ。
最大の特徴は、1つだけじゃない多彩な生体認証システムに対応していることだ。
・タッチ式指紋認証
・眼セキュリティ認証
・声紋認証
なんと3種類に生体認証に対応しているのだ。
特に声紋認証は、声(声紋)をカギとしている、非常に珍しいシステムまで、搭載しているのだ。
さらに本体の性能も、非常に高い、
・5.2インチフルHDディスプレイ
・オクタ(8コア)コア
・動作メモリ 3GB
・狭額縁ディスプレイ採用のボディ
など、一見すると、ハイエンドクラスと言っても不思議ではない。
高性能と高い安全、最新のトレンドを上手に取り入れているモデルと言えよう。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/0/2/0292aab926e58889602fd82fa2fe6f1d.jpg)
多彩な生体認証を採用した「AXON mini」
ZTE「AXON mini」
ディスプレイ 5.2インチ フルHD解像度 有機EL
CPU オクタ(8コア)コア
動作メモリ(RAM) 3GB
本体保存領域(ROM) 32GB
カメラ アウト1300万画素、イン800万画素
バッテリー容量 2800mAh
実売価格 約3万円前後
・HUAWEI GR5
同様にミドルハイスペックのスマホとして、ファーウェイの「HUAWEI GR5」も負けてない。
このモデルで対応しているのは「指紋認証」だ。
「HUAWEI GR5」がスゴいのは、「指紋認証」をスマホのロック解除だけでなく、様々な機能の操作で機使えるジェスチャーにも利用しているところだ。
・タッチ式指紋認証
・電話対応
・写真撮影
・上下にスワイプで通知表示
など、単にスマホロックだけでなく、操作にまで指紋認証センサーを上手に活用しているのだ。
当然、ミドルハイスペックスマホとして、
・フルHDディスプレイ
・オクタ(8コア)コアCPU
といった性能も搭載している。
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/4/c/4cca1f612b0a6c793717e6f29705cf6b.jpg)
指紋センサーでさまざまな操作が可能な「HUAWEI GR5」
・HUAWEI GR5
ディスプレイ 5.5インチ フルHD解像度
CPU オクタ(8コア)コア
動作メモリ(RAM) 2GB
本体保存領域(ROM) 16GB
カメラ アウト1300万画素、イン500万画素
バッテリー容量 3000mAh
実売価格 約3万円台後半
●ミドルハイスペックは、安全=生体認証がトレンド?
これら「生体認証システム」を採用したSIMフリースマホで共通しているのが、「ミドルハイスペック」というカテゴリだ。
これは、ハイスペックより価格も安く、実用性は十分に高いモデルを指している。
価格帯は3万円〜4万円
ボディは高品質のメタル(金属)ベース
フルHDクラスの高精細ディスプレイ
オクタ(8コア)コアの採用
RAMは2GB以上
など、ハイエンドモデルと比べても、決して見劣りしない性能が共通点だ。
「ミドルハイスペック」は、
高性能化に加え、生体認証という安全を手に入れ、注目モデルグループになりつつある。
2016年のトレンドは、
2万円台のスマホ → 実用面で十分に満足して使えるスマホ
3万円以上のスマホ → 十分な実用性能に加えて、ハイスペッククラスの
安全性と付加価値で満足できるスマホ
と、驚くほど、充実してきた。
今後は、格安スマホでも、「セキュリティ」性能を重要なポイントよして選ぶという選択される人も多くなりそうだ。
布施 繁樹