1966年にスタートし、現在でも子供から大人までに根強い人気を誇る「ウルトラマンシリーズ」。今年2016年は、同シリーズが生誕50周年(!)を迎えるアニバーサリーイヤーにあたる。これを記念したキャンペーンなどが全国各地で展開されているが、ファンの聖地の1つといえる「帰ってきた怪獣酒場」(ウルトラ怪獣たちが主役の居酒屋)のある川崎に、気になるショップが登場する。



ULTRAMAN WORLD M78」と名づけられたこの店は、ラゾーナ川崎2F「LAZONA+」に1月14日(木)〜1月31日(日)の期間限定でオープンする、大人世代に向けたウルトラマングッズのセレクトショップ。
ウルトラマングッズといえばキッズやファミリー向けのアイテムが多いイメージがあるが、男性向けのファッション小物やユニセックス向けのシンプルな雑貨など、大人が普段使いしたくなるようなアイテムを取り揃えている。



同店を運営するベネリック株式会社のロケット78事業部マネージャー・大久保 厚さんに、オープンに至った経緯など、素朴な疑問をぶつけてみた。

「『ウルトラマンシリーズ』は日本を代表するヒーロー作品であり、幅広い世代に知名度の高いキャラクターですが、従来の商品はどうしても子供向けの印象が強いものでした。また大人向け商品も、コレクターズアイテムなどが多いように感じていました。そこで“ウルトラマンを知っている”“昔好きだった”などといったライトなウルトラマンファンに向けて、さりげなくウルトラマンをあしらった商品・店舗の可能性を模索していました。そんななかで一昨年、怪獣たちが主役の居酒屋「怪獣酒場」(現:帰ってきた怪獣酒場)をオープンさせました。40〜50代の男性を中心に、驚くほど多くの大人のお客様やライトなファンの方々が楽しそうに店を利用されている姿に、より強く可能性を感じまして、今回の出店に至りました」



ファミリーやキッズ向けのおもちゃ、実用品が充実している従来の「ウルトラマンショップ」とはコンセプトがまったく異なる同店。特にファッションアイテムが充実しているが、アイテムのラインナップなどどのような部分にこだわったのだろうか。
「自社オリジナルアイテムについては、社会という“戦場”で使ってもらいたいというのが原点です。ノーネクタイが時流ですが、あえて戦う正装アイテムとしてネクタイなどは最初に商品化しました。シルクにこだわりつつ価格を抑え、若い世代の方にも買いやすいものにしています。デザイン面では、『ウルトラマンでなければならない』テイストにこだわっています。また従来はドンと大きくキャラクターを配する商品が多かったところを、大人が普段使いしやすい、さりげないデザインにすることを意識していますね。自社アイテムのほかにも、さまざまなメーカー様より発売されている既存の大人向けウルトラ商品も、あわせてセレクトしております。今後についても“これだったらウルトラマンの世界を表現できる”というアイテムを順次検討しています」



ちなみに大久保さんは45歳で同店のメインターゲットとなるビジネスマン世代でもある。ユーザー目線でおすすめのアイテムはというと……?



「私自身出張が多いので、ラゲッジオーガナイザー(2700円税込)はおすすめですね。大人の、特に男性の仕事で“出張”というのは非常に大きなウエイトを占めていると思います。デキる男の必須アイテムにウルトラマンがあしらわれたグッズは、思わず自慢したくなります」



オープン以来盛況な「帰ってきた怪獣酒場」にもほど近く「せっかくなので、『帰ってきた怪獣酒場』と同店舗を行き来していただければ」と語っていた大久保さん。同店で期間中に税込3000円以上のショッピングをすると、非売品トートバッグ(※1会計につき1枚、なくなり次第終了)がもらえるスペシャルな企画もあるので、日々のおしゃれにさりげなくウルトラマンアイテムを取り入れてみては?
(古知屋ジュン)