「漫画メシ」食べながら好きな作品読める、夢のような空間があった

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漫画喫茶はなんとなく薄暗い雰囲気が苦手、図書館は混みすぎて座れない――漫画を思いっきり読みたいけど、何だかピッタリはまる場所がなかった方に朗報です。2015年6月にオープンした漫画サロン「トリガー」(東京都渋谷区)は、漫画好きの仲間同士でコミュニケーションを取ってもOK! しかも、夢にまで見た漫画メシも食べられるお店です。


JR渋谷駅から徒歩5分ほどの場所に位置しています。新南口からが便利です。明治通り沿いにあるこちらの真っ赤な看板「香港ロジ」を目指しましょう。


ここのコンパルビル4Fにあります。


エレベーターを出たら、すぐにサロンになっています。とにかく壁一面から天井、足元に全てが漫画だらけです。


アラサー世代には懐かしい「空色のメロディ」(水沢めぐみ著)もありました。


王道漫画もあり、マニアック系、歴史ものなど4,000タイトル以上が置いてあります。


壁から足元までまさに漫画漫画漫画!!!


人狼ゲームが好きならここに注目です。

シリーズ作品は、1巻から3巻までがそれぞれ置いてあります。コンセントもあるので、携帯を充電しながらゆっくり読めます。交換ノートもあります。次に来た時にメッセージが書いていたら嬉しいですね。


漫画家の応援メッセージとサインがあり、作者が好きな方にもオススメです。

これだけの数の漫画があると、お目当ての作品を探すのが大変そうですが、店内にいる漫画コンシェルジュに相談できるのが「トリガー」の特徴。「ビジネスマンにフォーカスした漫画を読みたい」「今日は歴史漫画を読みたいので、おススメを出してください」などと話すと、ぴったりと希望に沿った漫画を選んでもらえます。


コンシェルジュで店長の兎来栄寿さんに今回お願いしたオーダーは、「下町グルメ漫画が好きなので、おススメ教えてください」という内容。持ってきてくださった漫画は、2015年初めにドキュメンタリードラマにとしても放送された原作「東京都北区赤羽」の作者が描いた「ゴハンスキー」でした。

「漫画メシ」も注文してみます。チャージ料500円以外は、好きなものをオーダーする方式。


メニューはこちら。よくよく見ると、オレンジジュースやコカコーラなど決して珍しくはない飲み物が並びますが、そこは雰囲気と勢いに乗って頼んでみましょう。


ジョジョの奇妙な冒険(荒木飛呂彦作)より「プロシュート兄貴」(600円)。塩味がしっかり効いています。


花のズボラ飯(原作:久住昌之作画:水沢悦子)より「花のシャケトー」500円(税込)

その他、「上官の食料庫から盗ってきた肉(からあげ)」「深夜食堂の豚汁定食」「南斗円脚拳(汁なし担々麺)」と、漫画で見てから食べたいと思っていたメニューがズラリ。


こちらは「運命の果実を一緒に飲もう」という名のリンゴジュース。お酒メニューは「稲妻落とし(ハイボール)」、「大野さん(スクリュードライバー)」、「燃えろ、オレの小宇宙よ!(モスコミュール)」「ダーリン、うちしあわせだっちゃ(ラムコーク)」と、どれも漫画にちなんだものばかりです。同店ではイベントも定期的に開催していて、直近では12月28日にマンガHONZ超新作大賞2015 授賞式トークイベントを予定しています。
(松岡佑季)