エセキエル・ラベッシやグレゴリー・ファン・デル・ヴィールは、すぐに退団するかもしれない。だが、ディスカウントはなしだ。サルヴァトーレ・シリグは、様子を見る必要がある。ハビエル・パストーレのマネジメントも問題となるかもしれない。

パリ・サンジェルマン（PSG）の冬のマーケットは、激しいものとなりそうだ。今季で契約満了を迎える選手たちや、不満を抱える一部の選手たちがいるからである。ラベッシ同様、今季が契約最終年のファン・デル・ヴィールについては、インテルがコンタクトを取っているとされる。

だが、PSVに移籍金を割り引く考えはない。そのため、ミーノ・ライオラ氏が代理人を務めるファン・デル・ヴィールを1月に獲得するには、インテルは財布から金を出さなければいけない。あるいは、6月のフリーでの獲得を待つ必要がある。

一方のラベッシは、年俸450万ユーロ（約5億9000万円）と最低でもPSGでのサラリーと同額を保証する新チームが見つかった場合、PSGは抗わないようだ。以前からインテルとユヴェントスが関心を寄せるラベッシだが、友人のリオネル・メッシが所属するバルセロナも興味を示している。

シリグにとっても、1月は分岐点となるかもしれない。ケヴィン・トラップによって控えに降格となったしリヴは、EUROまで7カ月という状況で、移籍も検討しているようだ。「オファーがあれば、慎重に検討する」と述べている。だが、ミランやラツィオへの移籍の噂は、代理人が否定している。年俸は400万ユーロ（約5億2000万円）だ。

最後に、PSGはパストーレの問題にも取り組まなければいけない。アンヘル・ディ・マリアのためにベンチ生活が続くことに満足していないのだ。さらに、今回のインターナショナルウィークでは、負傷していたにもかかわらず、チームへの合流が遅れた。クラブが許可していない“バカンス”であり、上層部が叱責している。現時点で、代理人は「彼はパリから動かない」としているが…。

なお、PSGはローラン・ブラン監督の契約延長、ズラタン・イブラヒモビッチやマックスウェルの去就という問題もある。