今野「まだまだACLを楽しみたい」《ACL2015》

写真拡大

▽G大阪に所属する日本代表DF今野泰幸が20日、翌日に控えるAFCチャンピオンズリーグ2015(ACL)準決勝第2戦の広州恒大戦に向けてコメントを残した。Jリーグの公式サイトが伝えている。

▽第1戦を1-2で落としたG大阪が決勝進出を果たすためには、このホームゲームで1-0の勝利か、2点差をつけての勝利が絶対条件。大一番でボランチの一角として出場濃厚な今野は、1-0で勝ち上がれる状況に理解を示しつつも、「勝つことだけを考えて戦いたい」と意気込んだ。

◆今野泰幸(G大阪)

――1-0で勝ち上がれるとはいえ、相手の攻撃力を考えればそう簡単にはいかない試合になると思うが

「そうですね。そんなにうまくいかないだろうし、そうやって計算し始めると頭で考えてしまうので。とにかく勝たなければ次には進められないわけだから、勝つことだけを考えて戦いたいと思います」

――第1戦では失点も喫したが、あまり攻撃でも良さを出せなかったようだが

「相手の攻撃力はやっぱりすごかったし、それを抑え切るのは難しいなと感じた一方で、相手の守備はそこまで組織的ではないというか。個人個人の力強さだとか、フィジカルの強さとかはありましたけど、そこまで組織的じゃなかったので、スペースは出てくるはず。ましてや今回はうちのホーム戦で、相手にはもっと隙ができてくるはずなので、そこを上手く突ければチャンスはあると思います」

――第1戦はややパトリック頼みの攻撃になった。もっと厚みのある攻撃をすることが必要だと思うが

「そうですね。第1戦は結構相手にボールを持たれて、なんとかペナルティエリアの中でクリアして、ということが多かった。そこから攻撃にもっていくのにはすごくパワーがいるし、大変な作業でした。だからこそもう少ししっかりした守備で、高い位置でボールを奪えればいいと思います。あとは取ったあとに自分たちのマイボールを増やす事ができれば、必ず相手の隙は突けると思うので、そういう展開にしたいです」

――ACL決勝への思いは?

「せっかくここまできましたからね。本当に崖っぷちというか、崖のぎりぎりのところから何度も這い上がってきたからこそ、それを無駄にしたくない。まだまだACLを楽しみたい部分もあるので、だからこそもう一回踏ん張って、最後、決勝の舞台を楽しみたいです」