お相撲さんのたぷたぷしたお腹は本当にやわらかいのか確認してきた

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昨今の盛り上がりは、ブームと呼んで差し支えないでしょう。若年層や女性からの人気も高まっているそうですよ。何がって、相撲のことを言っています。

この相撲の熱を肌で感じるには、両国国技館へ行くしかないと思っていました。しかしこの夏、注目に値するイベントが始まるらしい。8月12〜29日の期間中、商業施設「KITTE」(東京都千代田区)にて開催されるは、相撲の魅力を気軽に体感できる、その名も「はっきよいKITTE」。
イベント初日である昨日(12日)、土俵開きと鳴戸親方(元大関・琴欧洲)&筧美和子さんによるトークショーが行われており、私も取材しに行ってまいりましたよ!


期間中はイベントが盛りだくさんなのですが、特に要チェックは「ちびっこ相撲KITTE場所」(15日開催)。子どもたちと鳴戸親方、現役力士との稽古風景を間近で観覧することができるみたいです。
鳴戸親方 実際に土俵の上に上がって「相撲って楽しいな」って思っていただいて、興味を持っていただければ。それが何よりですね。

なんと最終日(29日)には、横綱の土俵入りや現役幕内力士の取組が観覧できる「大相撲KITTE場所」も開催されるようです。


四股名も付いた力士になれる!


会場中央に展示される土俵の周りでは、「大すもう展」が期間を通して開催されます。特に注目は、写真に写った顔を加工し、自分が力士に変身した画像を作成してくれる「すもう撮りカメラ」。しかも、四股名まで付けてくれるそうですよ。


当日は筧美和子さんが自らを撮影し、力士に変身した姿を公開してくれました。


筧 なんか、いそうですね(笑)。ちゃんと四股名(「美和の富士」)も入ってて、強そうです。顔がお餅みたいで、「闘えるのかな?」っていう(笑)。

力士のおなかは本当にやわらかい?


この球状の物体は、力士のおなかの堅さを再現した「力士のおなか」。鳴戸親方の部屋の若い力士に協力を仰ぎ、“堅さ”を再現してつくられたみたいです。


いざ触ってみると、表面にはやわらかさを感じたものの、圧力をかけると内側からの強固な頑丈さが伝わってくる。衝撃を吸収しつつ、ビクともしない体幹を表しているのかしら?

逸ノ城の重さも体験してみた!


こちらは、207kgと関取の中で最も体重のある逸ノ城関の重さを再現した「力士の重さ」。


押したり持ち上げたりして、逸ノ城の重さを体感できるみたい。これ、私も押したり持ち上げたりしてみました。結果は、まるで駄目! 超強力磁石かコンクリートで固定されてるかのごとく、ビクともしません。相撲界に入ると、こんな人間と闘ったりするのかよ……。

力士は1回の入浴でシャンプーをたくさん使う



こちらは、本場所の一日で巻かれる塩の量。なんと、約45kgもあります。


力士が入るお風呂の水量は、たったこれっぽっち。何しろ、体が大きいから……。


一方で、シャンプーは1回の入浴でこんなに使うらしい。力士はまげを結うため肩まで髪を伸ばしているし、「すき油」「びん付け油」を洗い流すためには、これほど多量のシャンプーが必要になるのです。


こちらは、実物のまわし。長さは力士によるけど、10m前後のものが多いそうです。


関取力士が土俵入りの際に締める化粧まわしも展示。左が琴欧洲(現・鳴戸親方)、右が佐田の海のものです。


鳴戸親方が現役時代に使用していた「明荷」。まわしや草履など必要な物を入れて運ぶ籠です。



これは、かつてはゲームセンターによく置いてあったマシン「THE SUMO」。押し相撲を楽しむゲームで、今も現存する数少ないうちの一つです。

どうです、このイベント。行きたくなりません? ひと夏の思い出に、相撲。グッと来ます。
(寺西ジャジューカ)