クヨクヨと暗い気持ちに…。もしかしたらその症状、ツボで解消するかも!?

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最近、気がつくといつもクヨクヨと悩んでいる。

なんとなくやる気が出ない。

疲れがとれない。

私ってなんてダメなんだろう…!?

などなど…、そんなふうに思ってしまってはいませんか? 

でもその“クヨクヨ”、身体の不調のサインかもしれませんよ。

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「身体はあなたが一生をともにするパートナーです。自分の身体の不調に気付き、いたわり、解消してあげましょう」

そう語るのは、女性限定鍼灸サロン「CALISTA(カリスタ)」の院長CHIHIRO先生。

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「東洋医学には『心身同源(しんしんどうげん)』という言葉がありますが、これは“人間の心は身体とは分離できない一体なもの”という意味です。同じく東洋医学では、病気になる前の状態を『未病(みびょう)』と呼びますが、クヨクヨしてしまう、やる気が出ないというような状態は、まさに『未病』の状態で、心が身体のSOSを受け取り、発信しているともいえます。この状態からスッキリ手軽に抜け出すには『ツボ』押しがおすすめです。『ツボ』には、ストレスや不安を感じる、イライラする、やる気が出ない、気分が落ち込むなどの、心のトラブルを解消する『ツボ』もあります」

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「ツボ」というと、肩こりや腰痛に効くイメージですが、メンタルケアにも効果があるとか!では、なぜ「ツボ」を押すと心のトラブルが解消できるのでしょうか。

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「心のトラブルの裏には、身体の不調が隠されていることが多いのです。一日ゆっくり休んだつもりなのに、疲れも取れないし気分も落ち込むといった場合は、その日一日の行動を振り返ってみてください。『食べ過ぎで胃がもたれている』『同じ姿勢のまま寝転んでいた』『長電話で肩がこっている』など、思い当たる原因があるはずです。胃の不調が心を落ち込ませ、同じ姿勢が身体の血の巡りを悪くしている可能性があります。肩こりがイライラを引き起こすことも十分あり得ます。『ツボ』押しに必要なのは、自分の心と身体を大切にする気持ちです。今、自分の体調はどうなのか、どのような気持ちなのか、普段から心や身体の“声”に耳を傾けてみましょう」

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全身には361の「ツボ」があり、それぞれが身体のさまざまな部位に働きかけ、自然治癒力を促すそう。「ツボ」のパワー、恐るべしですね!

今回は、CHIHIRO先生に、ズバリ!ストレスを和らげる「ツボ」を教えていただきました。

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「日常生活の中で、手軽に刺激できるのが手の平にある『労宮(ろうきゅう)』というツボです。手を軽く握って、中指と薬指の指先が手の平にあたるところの中間の位置にあります。この『ツボ』に親指をあてて手の中心に向かって押してください。左右の手の平ともやりましょう。どちらかがとても痛い場合でも、両方とも同じように押すことがポイントです」

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「労宮』は、不安感を和らげて精神を安定させるほか、食欲のコントロールや全身疲労などにも効果があるそうです。

忙しい現代人。クヨクヨ、イライラしたら、ストレスを和らげる「ツボ」押しをぜひ実践してみてください!

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<プロフィール>

女性限定鍼灸サロン CALISTA(カリスタ)院長

CHIHIRO

不調の原因を根本から改善して自然治癒力を高め、身体の内側からきれいになることで美容と健康を同時に実現する経路治療を行う鍼灸師。リフトアップに特化し、美容を追求した美容鍼施術の提供でも知られている。ツボのしくみと全身のツボをわかりやすく解説した『ココロとカラダがかがやく美人のツボ』(三才ブックス)を監修。

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文/茂木直美

※出典:『ココロとカラダがかがやく美人のツボ』(CHIHIRO監修/三才ブックス)より

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