パンダの動きが緩慢なのには訳があった!
パンダは、他の熊に比べて甲状腺が不活発であり、栄養の少ない笹を日常食としているため、エネルギーをキープするために緩慢な動きをしているのだそうです。パンダが動き回るということは、静止した人間の半分のエネルギー量を消費してしまうようなものなのです。

また、活動中のパンダのエネルギー消費量は、冬眠中の熊のものに近いそうです。
動物園にいるパンダの身体的活動に費やす時間は全体の時間の33%であり、野生のパンダは49%だそうです。GPSをパンダに取り付け追跡してみたところ、他の熊よりもはるかに活動が少なく、野生のパンダは飼育下のパンダよりも動く速度が遅いことが分かりました。
アバディーン大学のジョン・スピークマンは、「パンダは、物理的な活動に費やすエネルギーを質素にすることによって、多くのエネルギーを節約しています。私たちは、GPS追跡により、パンダが一日のうちの半分以上を休み、平均して時速20mで動いていることを発見しました。
活動しているパンダの代謝速度は、完全に静止した人間よりも低いものです。私たちは、それらの低代謝が、パンダ特有の甲状腺ホルモン合成経路内の遺伝子変異である、低レベルの甲状腺ホルモンに関係していることを突き止めました」と語っています。
人間における甲状腺が不活発になった場合の共通の兆候は、疲労や体重増加、気分の落ち込みなどで、女性1000人中15人、男性1000人中1人が不活発甲状腺を持っていると言われています。
参考:Pandas aren't lazy - they've got an underactive thyroid ! Low nutrient bamboo diet leaves mammals feeling lethargic
http://www.dailymail.co.uk/sciencetech/article-3154929/Panda-s-aren-t-lazy-ve-got-underactive-thyroid-Low-nutrient-bamboo-diet-leaves-mammals-feeling-lethargic.html
