【米国はこう見ている】新人王＆MVP同時受賞のイチローとリン氏にメジャー評論家が最大級の賛辞

イチロー＆リン氏の初2ショットが実現

　マーリンズのイチロー外野手（41）とレッドソックスなどで活躍したフレッド・リン氏（63）が、23日（日本時間24日）のパドレス戦の試合前に歴史的な2ショットを披露し、大きな話題を呼んだ。MLB史上で2人しかいない“偉人”が対面を果たしたというニュースは全米を駆け巡り続けているが、メジャーリーグ評論家の第一人者も興奮を隠せないようだ。

　イチローはマリナーズ時代の2001年に新人王とMVPをダブル受賞。これはメジャーリーグ史上2人目の快挙だった。そして、イチローの前にメジャー史上初めてこの偉業を成し遂げたのがリン氏。1975年にレッドソックスでダブル受賞を果たしている。

　2人はパドレス戦の試合前にダグアウトで初対面。マーリンズの公式ツイッターは、「新人王とMVPを同じシーズンに受賞したわずか2人の選手、フレッド・リンとイチローが初対面を果たす」と写真付きでレポートした。

　これに、メジャーリーグ評論家の第一人者で米国野球殿堂から表彰されているピーター・ギャモンズ氏（70）が反応した。自身のツイッターで「2人のルーキーMVP、イチローとフレッド・リンが握手した時、私もマイアミのダッグアウトにいたかった。惑星上で最高の2人だ」とつぶやいている。

　MVPと新人王を同時受賞した「惑星上で最高の2人」が競演した場に居合わせることのできなかったもう一人の“レジェンド”は、悔しさ（？）を隠せないようだった。