レッドソックス・上原浩治【写真:田口有史】

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同点の9回にトラウトにリーグトップの27号ソロ浴びる、田澤は1回無失点の好投

 レッドソックス上原浩治投手が17日(日本時間18日)、敵地でのエンゼルス戦でマイク・トラウト外野手にサヨナラ弾を浴び、4敗目(2勝22セーブ)を喫した。レッドソックスは後半戦初戦を0−1で落とした。

 上原は0−0で迎えた9回に登板。先頭のジアボテッラは追い込んでから直球で二飛に打ち取ると、カルホーンはスプリットで空振り三振に仕留めた。

 簡単に2死とし、迎えた打者はオールスターで史上初の2年連続MVPに輝いたトラウト。初球は直球で見逃し。2球目も外角に直球を投じたが、センターに運ばれ、これが痛恨のサヨナラ弾となった。

 上原は前半戦で、セーブ機会での登板は防御率1.17と好成績を残していたのに対して、セーブ機会以外では5.40と大きく数字を落としていた。本人も課題として挙げていたが、後半戦初戦はセーブ機会ではない場面で登板し、痛恨の一発をくらった。

 10試合連続無失点で前半戦を終えていた絶対守護神は、6月4日のツインズ戦以来となる黒星。トラウトはこの一発で27本塁打として、同僚のプホルスを上回ってリーグトップに踊り出た。

 また、田澤は8回無死一塁の場面で登板し、クロンを一飛、アイアネッタを右飛、ロバートソンを左飛に抑えた。

 上原は2/3回を1安打1失点1奪三振で防御率2.67。田澤は1回無安打無失点の好投で防御率2.52となった。