中国で、「千葉」や「房総」といった千葉県内の地名が「無断」で商標登録されていたことが広く報じられ、大きな話題を集めている。


千葉県民の反応は...

この問題が注目を浴びるきっかけとなったのは、2015年6月19日に行われた千葉県議会。網中肇県議が「中国における県内地名の商標登録の状況」を質問したことによる。県の答弁によれば、15年4月時点で21の市町村名を含む36地名が中国で商標登録されているそうだ。この状況を受け、千葉県はとくに悪質だと思われる「千葉」などの3件について、中国側へ異議申し立てを行っているという。

しかし、中国人はなぜ「千葉」を商標登録したのだろうか。

実は、同様の事例は多数......でも、なんで千葉?

話が前後するようで恐縮だが、実は千葉だけでなく全国各地で同様の問題が起きている。03年には、中国で「青森」の商標登録が出願されたことを受けて、青森県が中国商標局に異議申立てを行い、登録を阻止した事例がある。そのほか、北海道の「十勝」や「六花亭」など道内の地名や企業名も、中国の企業家によって商標登録されていたことが12年に明らかとなった。

これらの地名が商標登録される理由は明白だ。青森はりんご、十勝は乳製品、六花亭はいわずもがな菓子類。それぞれ、ブランド力を持つ名称だ。要するに、中国企業がコピー商品を販売する際に利用するため、日本の地名や地元企業の名前を商標登録しているらしいのだ。

そうなると、なぜ千葉なのかという疑問はさらに強まる。千葉は「落花生」や「びわ」で有名だが、中国での知名度はどうなのだろうか......。これには、地元民とみられるネットユーザーからも様々な意見が寄せられている。

「『千葉』というブランド名でイメージが上がると思う当たり中国もまだまだですね」
「房総という名称が、中国で商標登録されていたとは、千葉は有望地域とでも感じたのかね」
「『印西』や『行徳』『多古』にどんなブランドイメージがあるというんだよ!」
「中国の千葉の商標登録、何に使うんだ?」

実は、「東京」や「大阪」など、中国国内で一般的に広く知られている外国地名は商標登録できないという。そのため、「柏」や「野田」など千葉県内の市町村がターゲットになってしまったのかもしれない。12年3月5日の北海道新聞電子版によれば、中国の商標登録問題について特許庁は「地名だと認識されていないのが一番大きな問題だ」としている。