レッドソックス・上原浩治

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快投の田澤と無失点リレー、前日は1死も取れず4失点で3敗目も1日で復活

 レッドソックスの上原浩治投手が、“悪夢”を1日で振り払った。5日(日本時間6日)の本拠地でのアスレチックス戦に2点リードの9回に登板し、2安打1奪三振で無失点に抑えて12セーブ目。前日には1死も取れずに4点を失って3敗目を喫したが、1日で復活した。田澤純一投手は8回途中から登板し、2/3回を無安打1奪三振の快投で10ホールド目をマークした。

 2人の日本人右腕が躍動した。まずは田澤だ。2点リードの8回。先発のマイリーが先頭のソガードに死球を与え、続くバーンズをサードへのファウルフライに打ち取ったところで、球数が96球となった。ここで、ファレル監督がベンチから出てきて、交代を告げた。

 マウンドに上がった田澤は、今季打率3割超えと好調のボートをカウント2−2と追い込むと、最後は94マイル(約151キロ)の直球で空振り三振に仕留めた。さらに、続くゾブリストは2球で追い込み、3球目のスプリットを打たせてサードゴロ。完璧なピッチングで上原につないだ。

 9回から登板した上原は、先頭のバトラーを2球で追い込み、最後は直球で空振り三振。しかし、ラウリーにはサードへの内野安打を打たれる。レディックは三邪飛に打ち取ったものの、フェグリーにはレフトへの二塁打を浴びて2死二、三塁とピンチを招いた。

 しかし、最後はカンハをスプリットでレフトフライに仕留めて試合終了。12セーブ目を挙げ、試合後にはツイッターで「ふぅ〜〜、粘ることが出来た(^-^)」とつぶやいた。

 前日は同点の9回に登板し、1死も取れずに4失点(自責2)を喫して今季3敗目がついていた上原。サンドバルのエラーを含む味方のまずい守備に足を引っ張られ、不運な形で失点を重ねたが、絶対守護神はその“悪夢”から1日で復活した。

 田澤は2/3回を無安打1奪三振で防御率1.46。上原は1回を2安打無失点1奪三振で防御率2.50とした。