今シーズン2敗目を喫したレッドソックスの上原浩治[Getty Images]

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レンジャーズ 4x - 3 レッドソックス

<現地時間5月31日 グローブライフ・パーク・イン・アーリントン>

 レッドソックスの田沢純一と上原浩治は現地時間31日(日本時間6月1日)、敵地でのレンジャーズ戦でそれぞれ登板。田沢は8回を3人で斬る好投を見せるも、上原が誤算。9回に2失点を喫し、サヨナラ負け。2敗目がついた。

 序盤に点を取り合った両チームも、6回にレッドソックスがイグザンダー・ボガーツの適時打で1点を勝ち越し。そのまま勝ちパターンの“日本人コンビ”に託す。

 8回に登板した田沢は、1回を打者3人、1奪三振に斬って取る完璧な投球で、守護神・上原へとバトンを繋ぐ。

 ところが、古巣戦となった上原が誤算だった。

 先頭をパブロ・サンドバルのエラーで出す不運もあったが、犠打で一死二塁とされると、秋信守の当たりの弱い投ゴロの間に走者は三塁へ。

 続くプリンス・フィルダーを歩かせ、二死一三塁で迎えるは、ちょうど1カ月前に古巣への電撃復帰が決まり、慣れ親しんだ地で復活に賭けるジョシュ・ハミルトン。

 ハミルトンは1ボール1ストライクからの3球目、上原の投じたスプリットがやや高く入ったところを見逃さず、はじき返した打球は左中間を真っ二つ。三塁ランナーは悠々生還し、一塁ランナーのフィルダーも120キロを超える巨体を揺らして爆走。頭からホームへと突っ込み、サヨナラの得点を記録した。

 上原は現地時間4月25日のオリオールズ戦以来となる黒星。0回2/3を投げて1安打、四球1つで2失点。失策が絡んだため、防御率は1.69と良化している。

 田沢は1回を1奪三振無失点。2試合連続の無失点で、防御率を1.64とした。