体調崩しても3安打3打点の活躍！

主将・篠原漣(彦根東)

　今年は近畿大会出場が懸かった三位決定戦。1回に近江兄弟社のエース・�盒尭�貴(3年)のワイルドピッチで彦根東が先制。さらに3回には5番・篠原漣(3年)のタイムリーでリードを広げるなど、彦根東のペースでゲームは進んだ。

　篠原は5回の第3打席でタイムリー三塁打、7回の第4打席でタイムリー二塁打を放ち、この試合3安打3打点の大活躍を見せた。

　投げてはエースの佐々木 大樹(3年)が8回を6安打無失点に抑えるピッチング。コールドゲームで滋賀三位での近畿大会出場を決めた。

　大活躍を見せた篠原は、体調を崩してこの試合は38度台の熱が出ていたそうである。そんな中でもキャッチャーとして佐々木のピッチングを引きだし、主将としてチームを引っ張った。

　｢昨日の準決勝で(北大津に)勝てなくて、本来ならない三位決定戦という舞台をやらせていただいた。練習試合では中々できない強いチームが出るので、何とか近畿大会に行きたかった｣と振り返った篠原。佐々木のピッチングについても、｢いつもは立ち上がりの不安があるのですが、今日は初回からしっかりと投げられていた｣と高熱を出しているとは思えないほど冷静に分析した。

　三位で出場できる近畿大会は地元・彦根での開催。｢どこと対戦するかはまだわからないですが、近畿大会に出てくるチームは、そこまで勝ち上がってくる要素がある。そういうチームに対して、僕たちは何が通用して何が通用しないのかを見た上で、夏への課題を見つけたい｣と抱負を語った。