7日に開かれた参院予算委員会では、小泉純一郎首相が、行政改革の推進に抵抗する霞が関の官僚を皮肉った。

 小泉首相は「省庁の基本を考えればいい。省は『省く』と書くんですから」と笑いを誘った。そして、「役所は仕事を抱え込んで、『その仕事はいらない』と言うと必要性を主張する」と述べ、「中央省庁は『省く』ことに専念して民間に委ねるべき」と省益を維持しようとする役人をけん制した。

 木庭(こば)健太郎議員(公明)の質問に答えた。【了】

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