2008年からの民間宇宙旅行の実現を目指している英国ヴァージングループの宇宙旅行会社ヴァージンギャラクティック社は、日本の旅行会社クラブツーリズム(本社東京)と提携して、12日から日本人用の宇宙旅行7人分の販売をスタートした。

 同社は、昨年6月に民間初の有人宇宙飛行(1人乗り)に成功した。今回は、操縦士2人、乗客6人の宇宙旅客機での宇宙旅行を計画している。宇宙旅行は、米カリフォルニア州の空港から、高度100キロの宇宙空間へ向かい、25分間ほどの宇宙滞在と4、5分間の無重力状態を体験する。全飛行時間は2時間半から3時間の予定。出発前には3日間の訓練とメディカルチェックがある。

 費用は一人20万ドル(約2200万円)。定員は1人枠と貸切フライトの6人枠がある。締め切りはそれぞれ7月末までと12月末まで。応募者多数の場合は抽選で決める。同社のウイル・ホワイトホーン社長は「民間人でも宇宙旅行に参加すれば立派な宇宙飛行士といえる。今回の旅行で沢山の新しい?宇宙飛行士?が誕生することを期待している」と話した。

 問い合わせはクラブツーリズム宇宙旅行クラブ(担当高山、浅川)、電話03(5323)5566、E-mail、spacetour.toiawase@club-tourism.co.jp【了】