新浪科技は24日、米アップルが韓国のサムスン電子で「次世代の技術にかかわる専門家」の“引き抜き”を狙っていると伝えた。(イメージ写真提供:(C) mezzotint123rf/123RF.COM)

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 中国メディアの新浪科技は24日、韓国メディアのKorea Timesの報道を引用し、米アップルが韓国のサムスン電子で「次世代の技術にかかわる専門家」の“引き抜き”を狙っていると伝えた。

 記事は、アップルはサムスンの「チップの設計や電池の開発に携わる技術者や専門家を引き抜こうとしている」と伝え、サムスンの関係者が匿名を条件に語った話として「アップルは高い給与や地位を提示し、引き抜こうとしている」と報じた。

 さらに、アップルが電気自動車(EV)を開発していると報じられたことを紹介したうえで、「アップルが電池技術に興味を抱いているのも、EV開発と関係があるのかもしれない」と論じたじたほか、アップルが米国の電気自動車向け電池メーカーのA123システムズから技術者を引き抜いたとの報道があったことを紹介した。

 また記事は、アップルとサムスンの激しい競争は今なお続いているとする一方、アップルとサムスンは一部の分野では協業関係にあり、アップルはサムスンから部品を購入していると指摘。2015年に発売される可能性のある新モデルのiPhoneに搭載されるチップはサムスンが生産すると紹介した。

 一方で、サムスンの社員の多くは英語を話すことができるとし、仮にアップルに引きぬかれたとしても米国での業務には支障は出ないはずだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) mezzotint123rf/123RF.COM)