1日、テレビ朝日「やべっちF.C.」では「緊急討論会SP」として日本サッカー協会・霜田正浩技術委員長が生出演。ベスト8に終わった日本代表のアジアカップについて、サッカー解説者・中山雅史氏、松木安太郎氏らの質問に答えた。

まずは大会中、岡崎、長友、今野の3選手が同じ太ももを負傷した点について、松木氏が「トレーニング方法に問題があったのでは?」と尋ねると、霜田氏は「調整やトレーニングに関しては非常に計算されている。負荷のかけ方、現地に入る前、入った後、暑さ対策も含めこまめに調整していました。この3人に関しては調子が良すぎた」などと見解を述べた。

すると今度は中山氏が「サブメンバーの練習を見ていた。すごくいい雰囲気だったし情熱のこもった練習をしていた。実際に準々決勝で柴崎はゴールを決めている。サブ練習でも相当キレてるなと思いましたし、もう一人、小林悠がよかった。なんで使わないのか」などと疑問を呈した。

この質問に対し、「サブのメンバーへの信頼は、ひょっとすると先発の11人以上。試合の前の紅白戦でもサブの方が強いんです。23人がいつでも準備できてた。現場でも僕らはこのサブのメンバーは誰を出しても大丈夫という感覚はありました」と回答した霜田氏だったが、松木氏は「横から使って下さいとか言えないんですか?」と問いかけた。

「使って下さいというか、もちろんコーチとは色んな話しています。食事の時に誰が調子いいとか。基本的にトレーニングをするのはコーチの役割なので、監督も見てますし。色んなシチュエーションごとに誰を出しても大丈夫っていう自信ありました」と答える霜田氏だったが、中山氏は再確認するように「それでも先発は固定なんですよね?」と続けた。

「ブラジルより今回の方が暑かったんですけど試合時間は夜だった。夜になるとかなり気温も下がってきたので、そんなに厳しいコンディションではなかったっていうのもあります。結果としてもう少し選手を遣り繰りしながらっていうのはあったんですが、3戦目も4戦目も負けたら終わりっていうゲームになってしまった」という霜田氏は「もう一つは他の国でもケガがあったり累積、退場があったり、先発を代えなきゃいけない理由があったんですけど、日本は幸か不幸かそういうのがなかった」とも説明した。