ナポリは19日のセリエＡ第７節で、インテルと敵地で２−２と引き分けた。土壇場で勝利を逃したナポリだが、ラファエル・ベニテス監督は選手たちのパフォーマンス、特に後半の出来に満足している。

「後半には満足している。２度にわたってリードを奪ったのは良いことだ。追いつかれてしまったけどね。前半は悪かった？　そうだね。苦しんだ。ボールを動かすことができなかった。それ以降は良くなったね」

FWホセ・カジェホンはゴールを奪い続けているが、FWゴンサロ・イグアインはリーグ戦で得点を挙げることができていない。ここまで７試合でノーゴールだ。普段ではないことだろう。

「ゴンサロはほかのすべての大会で得点を挙げた。すぐにリーグ戦でも決めてくれるはずだ。私は心配していない」

ナポリには真のプレーメーカーがいないという指摘に対し、ベニテス監督は「おそらく」と答えた。

「ジョルジーニョがケガをしていたし、（ギョクハン・）インレルも代表から戻ったところだ。インレルとダビド・ロペスは中盤で素晴らしい守備の仕事をしてくれた。だが、前半は何よりもボールポゼッションに苦しんだんだ。それは認める必要がある」

イグアインのほかに、MFマレク・ハムシクも輝くことができていない。

「彼にはピッチで好きなように動く自由がある。だが、常にそのためのスペースを見つけることができていないんだ。ほかのチームは彼が危険だと分かっており、中央のスペースを与えないんだよ。今の我々は以前のナポリよりボールを使ったプレーをしており、おそらくマレクにとってそれが難しいのだろう。相手陣内にいることが多く、守備を固められるからね」