ブラジル・ワールドカップ期間中に話題になった、日本人サポーターによる“スタジアムのゴミ拾い”。世界中のサッカーファンから尊敬を集めた彼らの行動が、ブラジルのあるクラブで採用され話題となっている。



今シーズンから、サポーター自らが率先して試合後に掃除に参加しているのは、アトレチコ・パラナエンセのサポーター。ワールドカップのトーナメント会場となったアレナ・ダ・バイシャーダを本拠地に持つ彼らのサポーターは、試合に勝っても敗れても、試合後の清掃に協力した日本サポーターのようにゴミ拾いをするという。

その日はビトーリアに2-0と快勝。気持ち良く清掃ができたようだが、そんなサポーターの行為に共感したクラブは、彼らに2万枚のゴミ袋を提供することを決定した。

ところが、ブラジルのサッカーファンは彼らの変貌ぶりに驚きを隠せないようだ。昨年、アトレチコ・パラナエンセのサポーターは暴力事件を起こし、クラブが12試合のスタジアム使用禁止を命じられていたのだ。

ワールドカップでは、一つも良いことが無かったかのようにブラジル国内で揶揄されているが、アトレチコ・パラナエンセの行動は「唯一、良いことが起きた」と評価されているようだ。

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