SKE48チームSの初めてのオリジナル公演として人気となり、チームK?そしてHKT48と歌い継がれている「手をつなぎながら」公演が、新生チーム4のセットリストとして再びスタートした。

新生チーム4(以下はチーム4記述)は8月に行われたAKB48東京ドーム公演で結成されて、峯岸みなみをキャプテンに迎え、それまで研究生として活動していたメンバーが昇格したチームである。

チーム4には次世代エースと名高い「三銃士」と呼ばれる小嶋真子・西野未姫・岡田奈々が所属し、48グループのファンにとっては、このオリジナル公演は大きな節目となる公演として大きな注目が集まっている。今回の公演で、スタートは全員で歌う『僕らの風』。全員曲が4曲続き、その後は本公演の目玉でもあるユニット曲へと続く。ユニット曲では、誰がセンターを担当するのかが大きな注目であり、今後の48グループを引っ張っていくのは誰なのか?というバロメータとして考えるファンも多くいる。

そんな期待度の高いユニット曲は『Glory days』から始まる。ここでは西野未姫がセンターを担当。ダイナミックなダンスで存在感を残し、最初から三銃士の底力を見せてくれた。公演前の予想では、アイドル性の最も高い『ウィンブルドンへ連れて行って』のセンターに西野未姫がなるのではないかとファンの間で噂されていたが、いい意味で期待を裏切ってくれた。そして注目の『ウィンブルドンへ連れて行って』のセンターは、小嶋真子が抜擢された。可愛らしさ100%のTHEアイドルを演出するユニットのセンターに選ばれ、まったく違和感もなく「こじまこ」のアイドル性の高さを存分に発揮したステージを見せてくれた。

三銃士のもうひとりの岡田奈々は、以前に松井玲奈がセンターとして歌った『雨のピアニスト』に登場した。この曲は大人っぽい曲であり、大人びた雰囲気のある岡田奈々が歌うにはピッタリである。未来のAKBを背負って立つ3人の少女たちに、それぞれ代表曲でのセンターが充てがわれたことで、今後の3人のライバル関係、そしてAKBグループの未来予想図が少し見えた形となった。

約2時間の公演で三銃士を中心に各メンバーが存分に存在感を残し、今までの48グループのどのチームにもないフレッシュさがファンの心を掴める公演となっていくような予感をさせてくれた素晴らしい公演であり初日を観たどのファンも。若いチームではあるが、キャプテンの峯岸みなみが一歩引いた感じで、チームを引っ張っているので、このバランスは絶妙だ。スタートしたばかりのチーム4だが、次世代チームとして大きな注目が集まると言っても過言ではない。