韓国人ブロガーのアジアン(ハンドルネーム)さんは13日、自身のブログに「安倍に視線も向けない冷酷な朴槿恵大統領」と題した文章を掲載した。

 アジアンさんが、朴大統領に関する文章を掲載したのは、インドネシアで10月7日に開かれたアジア太平洋経済協力会議(APEC)で朴大統領と安倍首相が並んで座った際、2人が会話を交わすどころか視線すら交えない姿に違和感を感じたからのようだ。ブログには、2人が並んで座る写真が掲載されており、朴大統領が安倍首相から送られる視線に反応せず、まっすぐ前を見つめる姿が写されていた。

 筆者は、このような朴大統領の態度に疑問を感じているようで、「日本がいくら憎くても国際社会では最小限の礼儀を守るべきだ」とし、会議には個人ではなく韓国の代表として出席したのであり、個人的な感情は表出すべきてはないと指摘した。

 筆者はまた、握手を求められれば笑顔で応じるのが国際社会の礼儀だとし、米国は日本との和解ムードを避ける韓国を負担に感じ、そして親中路線を取っていることに警戒しているはずだと推測した。

 “外交はポーカーゲーム”だと考える筆者は、「朴大統領はあまりにも簡単に相手に心の状態を見せている」と指摘。「このような場面(安倍首相と視線を合わせない朴大統領)を見た日本の国民は、朴大統領に親しみを感じないだろう」と韓国のイメージ悪化を懸念した。(編集担当:唐沢有奈)