日本テレビ「明石家さんまの転職DE天職 3時間SP!!」(16日放送分)では、元プロ野球選手で広島カープの中継ぎを担った小林敦司氏の第二の人生を特集した。

1990年のドラフト5位で広島カープに入団した小林氏は、スライダーを武器に活躍するも、1999年4月の巨人戦における野球解説者・清原和博氏の頭部を直撃するデッドボールが記憶に残るファンも多い。清原氏とは約1年後の2000年7月、再び対戦するも、ここではホームランを打たれて2軍落ち。その後、千葉ロッテにテスト入団を果たすも結果を残せず2001年に現役を引退している。

そんな小林氏の第二の人生はパティシエだ。引退後は、スイーツの名店「キルフェボン」で5年間の修行を積み、現在は代官山に「2-3Cafe(ツースリーカフェ)」をオープン、年収は現役時代の倍以上となる「約2000万くらい」と成功を収めている。

清原氏へのデッドボールについては「謝罪の気持ちしかないです。夢は清原さんに僕が作ったチーズケーキを食べて貰って美味しいって言って貰いたい」。そう語る小林氏へ、番組は清原氏本人がアポなしでお店を訪問するドッキリを敢行した。

お店に入ると「チーズケーキと冷コー頂戴」という清原は、店員が「冷コー」を理解できずにいると「冷コー知らんの?アイスコーヒー」と言い直す。

本人は変装しているつもりでもバレバレの清原氏に気付いて固まってしまった小林氏は、清原氏から「兄ちゃん、このケーキ美味しいね」と声を掛けられると、意を決して「小林です、広島カープにいた。ありがとうございます」と挨拶、ガッチリ握手をした。小林氏は「やっぱり頭に当てたっていうのは悪い気持ちでいっぱいですけど、こうやって来て貰えて本当に嬉しいです。感謝しています」と目に涙をためてコメント。

すると清原氏は、「東京の代官山、一等地でこういう店を構えるっていったら、野球をしていた時以上の努力をしたと思うんです。頑張ってくれてて嬉しいですよね。コントロールは悪かったですけど、味のコントロールは抜群」と絶賛、13年ぶりの再会を喜んだ。

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