独メディア、失点関与の岡崎を酷評「サヨナラと言っていい試合」

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 ドイツの各地元メディアは、ブンデスリーガ第5節における日本人選手の採点と寸評を発表した。

 失点に絡んだマインツの日本代表FW岡崎慎司に対し、厳しい評価がついている。

 各メディアの採点と寸評がついた日本人選手は以下のとおり(最高点1、最低点6)。

■内田篤人(シャルケ)
対マインツ戦(1−0○)フル出場
『Revier Sport』
採点:4
寸評:30分過ぎにはイェンス・ケラー監督に注意され、マッチアップ相手のマキシム・シュポ・モティングにはそれほど多くのスペースを与えなかった。彼の背後に相手FWが入り込むとシャルケのペナルティエリアは危うくなった。例えば21分、マインツのシュートがわずかにゴールをそれたのは“ウッシー”に運があった。開始1時間のユリアン・ドラクスラーへのアシストは見事だった。その後、目に見えて調子を上げた。

『Westdeutsche Allgemeine Zeitung』
採点:4
寸評:シャルケ守備陣における弱点になっていた。マキシム・シュポ・モティングのシュート(21分)、エルキン・ソトのシュート(38分)など、幾度かポジショニングのミスがあった。さらに、シュポ・モティングへのファウルでは当然のごとく警告を受けた(37分)。前半のジェフェルソン・ファルファンは絶好調とはいえず、内田の意図を理解することもまれだったために、攻撃参加も不発に終わった。後半に入りプレーに安定感が備わった。

岡崎慎司(マインツ)
対シャルケ戦(0−1●) 先発出場、57分交代
『Allgemeine Zeitung』
採点:5
寸評:Sayonara(サヨナラ)と言ってもいい試合。屈強なベネディクト・ヘーヴェデスとジョエル・マティプ相手に陽の目を見ることができず、ぞっとするようなミスパスでこの試合唯一のゴールを招いてしまった。マティプがエリア内で岡崎を削ったとき、レフェリーは笛を吹かなかった。それまでに簡単に倒れすぎていたからだ。トーマス・トゥヘル監督は57分より早くに彼をベンチに下げるべきだった。

■細貝萌(ヘルタ・ベルリン)
対シュトゥットガルト戦(0−1●) フル出場
『Berliner Zeitung』
採点:採点なし
寸評::この小さな日本人選手は、何を期待されているのかということを改めて示した。凄まじい運動量、激しさ、試合の読み、そして闘志むき出しの競り合い。また、ヴェダド・イビセヴィッチに悪質なファウルを受ける場面もあった。

■酒井宏樹(ハノーファー)
対バイエルン戦(0−2●) フル出場
『Sportal.de』
採点:4
寸評:後半はとりわけフランク・リベリーに面白いようにやられてしまい、問題を解決するには(整理するには)数日かかるだろう。2失点はともに“彼の”サイドから決められたものだった。バイエルンの右から左へのサイドチェンジは、彼にとってはあまりにも速すぎるものだった。