お笑いコンビ・オードリーとスギちゃんとの付き合いは古い。スギちゃんがメカドッグというコンビで活動していた時代、よくライブで一緒になっていたのだ。売れない時代からお互いをよく知っている関係であるオードリーの2人が、先日話題になった“自暴自棄”のスギちゃんのブログについて語った。

2006年12月15日の『スギちゃんのワイルド日記』では、初冬の公園でジャングルジムを前に芸能人オーラが全く感じられない男性陣の写真が掲載されている。小さくてボケており判別しづらいが、ピンクのベストを着た春日俊彰（オードリー）は分かる。ブログの内容からアンバランスという先輩コンビのライブに、スギちゃんやオードリーらも出演が決定、この日はその打ち合わせに出かけたという。

その後2009年にオードリーが、2012年にはスギちゃんが大ブレイク。フリートークが苦手そうなスギちゃんの扱いに困っていると口にするお笑い芸人がいる中で、若林正恭（オードリー）は「スギちゃん、面白いんだけどなぁ」、「性格は良いよ」とよく語っていたものだ。

6月22日深夜放送の『オードリーのオールナイトニッポン』（ニッポン放送）で、2人はネットニュースにもなったスギちゃんのブログを話題にした。

まず若林は、スギちゃんのブログの更新された時間に驚いていた。人が物事を思いつめてしまう、深夜や明け方ではない。夕方の5時過ぎといえば、テレビ番組の収録での休憩か仕事が終わった時間だろうと推測。「（収録で）何回もスベった直後じゃないの？」とスギちゃんが行き場の無い自分への苛立ちを、勢いでブログにぶつけてしまったのではないかと思ったようだ。

続いてブログの文面を、そのまま若林は読み上げる。「何ひとつ、結果が出ない日々が続いてるぜぇ…消えるのも仕方ないなって感じだぜぇ…何の意見も聞きたくないぜぇ」と声に出したものを聞いていると、情けなさ過ぎて何だか笑えてくる。「なんだよ、このブログ！」とオードリーも、呆れながら大笑いしているほどだ。「全世界になに公表してんだよ」と春日がつぶやいた。

番組では何とか放送中にスギちゃんと連絡を取ろうと試みたが、深夜に急な話だったためか実現しなかったようだ。本来胸の奥にしまっておくべきことを、ブログに綴ってしまったスギちゃん。春日の「言っちゃダメだよ、ブログに何で書いたの？　同情を集めたいの？」との言葉には、本当にスギちゃんを心配しているのが伝わる。一体スギちゃんに何があったのか、2人は真実が知りたいのだ。

だがスギちゃんとラジオでの生トークを、オードリーは諦めていない。来週こそ電話か、可能ならスタジオに来てもらって話を聞きたいそうだ。若林は「スギちゃんとオードリーは相性が良い」と話す。今回の騒動を笑いに変えるために、ぜひスギちゃんにはオードリーのラジオ番組で“餌食”になってもらいたいものだ。
（TechinsightJapan編集部　みやび）