女子サッカー日本代表・なでしこジャパンの妹分、ヤングなでしこが奮闘中のU-20女子W杯。26日には、A組予選リーグ最終試合=スイス戦を4-0で快勝し、圧倒的な強さでベスト8入りを決めた。

決勝トーナメント準々決勝では、ロンドン五輪の男子サッカーでも3位決定戦で敗れた上、国家同士も緊張状態が続いている宿敵・韓国と対戦することになった。

そんな折、同大会を中継するフジテレビのポスターが、ネット掲示板で大きな話題になっている。一目見れば、理由は明白。「ヤングなでしこは、さらに強く美しく」というキャッチとともに、ポスター中央には、美女選手とさせる仲田歩夢田中陽子猶本光の顔写真が大きく写り、その周囲には、10番を背負う横山久美や、初戦のメキシコ戦で先制点を挙げた柴田華絵らが小さく載る構成となっているからだ。

スター選手のみをプッシュする、いかにもテレビ的な見せ方が施される格好となったポスターだが、ネット上では「顔で選んでるだろw」「容姿至上主義www」「女子スポーツで視聴率を手っ取り早く稼ぐ一番簡単な方法だからな」「フジテレビがやりそうな事だな」といった呆れたコメントが相次ぎ、また、ポスターに主将・藤田のぞみの顔はなく、写っている選手も8名しかいないことから「サッカーって8人でやるスポーツかよw」、「小さくてもいいからキャプテンの藤田は載せてやれよw」といったツッコミも。

30日の韓国戦では、前述した様々な要因から、より注目度が増すヤングなでしこ。実際、仲田、田中、猶本は期待通りの活躍を見せてはいるが、商業的判断とはいえ、他のメンバーがあまりに気の毒なポスターであった。