12日、サッカーW杯アジア最終予選=日本対オーストラリア戦がオーストラリア・クイーンズランド州ブリスベンで行われ、試合は1-1の引き分けに終わった。

日本は本田圭佑の絶妙なパスから栗原勇蔵のゴールで先制するも、内田篤人がレフェリーに不可解なファールを取られ、オーストラリアにPKを与える格好となったばかりか、試合終了間際には、日本がフリーキックを獲得するも、本田が蹴る前に試合終了のホイッスルを吹くなど、疑問の残る場面が何度か見られた。

同日、テレビ朝日「報道ステーション」では、サッカー解説者・澤登正朗氏が試合を振り返りつつ、内田が取られたファール、そして、ロスタイムでフリーキックを蹴る直前で試合終了としたレフェリングについて言及した。

「僕もちょっとおかしな判定が多いなと思ったんですけど、レフェリーはスタジアムの雰囲気にのまれて、少し冷静さを失っていた部分があったのかもしれない」と語る澤登氏は、内田が与えたとされるファールについて「僕も見てて、これはファールではないんじゃないかと思うんですけど、ただレフェリーの判定というのは絶対ですので、これは受け入れなければいけないのかもしれないですね」と続けた。

また、「恐らく内田としても手で掴んだということではないと思うんですけど、その辺り、レフェリーが見ていたのかもしれないですね」とフォローした澤登氏は、フリーキック前の試合終了に、「本当はですね、もちろんフリーキックを蹴った後に、ホイッスルが鳴る筈なんですけど、この辺りもレフェリーが冷静さを欠いていて、試合を終えてしまったのかなという感じ」と話し、いずれも“レフェリーが冷静さを欠いてた”と指摘した。