韓国のコミュニティサイト「ETORRENT」の掲示板に「日本が奪っていったもの」とのスレッドが立てられたところ、さまざまな意見が寄せられた。

 スレ主は、日本は独島(日本名:竹島)以外にも、大切な韓国のものをもう一つ奪っていったとして、それは「桜の木」だと述べた。桜は日本の気候条件に合いよく管理されたため、本土の北方を除く日本全域に広く分布した。歴史や伝統、そして国民の感情などを考慮して象徴とされた。そのような点から「日本の花」して認識されているが、実際には済州島が原産地であり、韓国の花であるとつづっている。

 スレッドには、スレ主はデマに惑わされているのではというコメントが見られた。

・「こんなデマを真に受けるとは。わが国の自生種の桜もありますが、日本はわが国よりはるかに多い100種類以上の桜があります。いつからか、桜の原産地がわが国という話が広がり始めた。そのデマがここまで来たようだ」・「ソメイヨシノが済州島で生まれたというのはデマ」・「いくら日本が嫌いだといっても「日本が桜の木を奪っていった」というのは、話にならないごり押し」  一方で、桜は韓国が起源だという声も根強い。

・「両国に桜はあるが、日本が『桜は日本固有のもの』ということが問題。そして、日本の桜の100種のうち、多くの種が日帝時代に日本が朝鮮から持ち出したものと理解していますが」・「ありがとうございます。良い情報ですね!!今まで桜を日本の国の花だと思ったのが恥ずかしいです。来年に咲く桜の花は、さらに美しく見えますね」

 さらに過去の歴史を振り返ったコメントなどさまざまな意見が見られた。

・「朝鮮民族の文化などを抹殺し、日本文化を浸透させるために、日本が桜を朝鮮半島全土に植えたというのが正しいのでは」・「日本が奪って行ったというよりは、わが国が無関心だった」

(編集担当:李信恵・山口幸治)