北朝鮮は8日、発射場にある発射総合指揮所と衛星「光明星3号」の発射台を外国メディアに公開した。中国網日本語版(チャイナネット)が報じた。

 発射場の責任者によると、「光明星3号」の発射重量は91トン、「銀河3号」の直径は2.4メートル、高さは30メートル。「銀河3号」の組み立て作業はほぼ完了しているが、燃料はまだ注入されていない。北朝鮮は予定どおり、12日から16日の間に地球観測衛星「光明星3号」を打ち上げる計画だ。

 報道によれば、「光明星3号」は太陽軌道を回る衛星で、衛星は軌道に乗った後、「金日成将軍の歌」と「金正日将軍の歌」を自動で再生する。運搬ロケットには自爆装置が装着され、他国に影響を与えることはないという。

 また同責任者は、北朝鮮は1980年代から運搬ロケットを使った衛星打ち上げの研究に着手し、今回の「光明星」の打ち上げは金日成誕生100周年を記念するため、数年前から予定されていたと表明した。北朝鮮は今後も計画通り大型の運搬ロケットの研究・開発、衛星打ち上げを続ける方針だ。(編集担当:米原裕子)