長渕剛が福島第一原発20km圏内を取材「もはや原発の有無を問う余地はない」

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これまでにも被災地を何度も訪れ、震災と向き合ってきた歌手の長渕剛が、ついに福島第一原発20キロ圏内に足を踏み入れた。

3月11日放送の報道特別番組『報道STATIONスペシャル「愛おしきあなたへ」』(21:00〜23:24)に出演する長渕は、事前に番組のメイン・キャスターである古舘伊知郎とふたりで、震災から1年を迎える被災地を訪問。

三陸では仮設住宅を訪れ、被災者と向き合った。

また、福島では第一原発20キロ圏内に入り、警戒区域の現実を目の当たりに。

「そこは自分たちの明日だった。

もはや原発の有無を問う余地はない。

立場や名刺はいったん脇に置いて、いち個人として現実を直視し、感性で見つめて欲しい」と語った。

さらに昨年夏に自身の故郷・鹿児島に招待した浪江町の子供たちとの触れ合いについて振り返り、「別れ際に彼らを抱き締めて、心のなかで指切りげんまんをした。

大丈夫だよ、大人たちが動いて、この世を変えていくからって。

未来の子供たちのためにも、”変わらないかもしれない”ではダメ。

変えなければならない」と力をこめた。

なお、同番組のエンディングでは、長渕が被災地のとある駅からの生中継で1曲生唄を披露する予定となっている。