日本の保守系団体が、南麻布の韓国大使館前の歩道に竹島(韓国名・独島)の碑を設置する要望書を、2011年12月に港区に提出していたことが分かった。韓国メディアが7日、相次ぎ報じた。

 同団体が計画している石碑は、高さ1メートル50センチ、幅20センチ、奥行き20センチ程度の大きさで、『わが国固有の領土 竹島』との刻印文字が入るという。島根県が制定した「竹島の日」の2月22日に合わせ、石碑を設置予定だとしている。

 韓国メディアは、保守系団体がホームページを通じ、韓国の民間団体がソウルの在韓日本大使館前に従軍慰安婦を象徴する銅像を設置したことへの報復として、「竹島の碑」設置を推進していることを明示したと伝えた。

 一方、港区役所は要望書の可否決定を出しておらず、石碑が実際に設置されるかは不透明だ。韓国メディアは外交消息筋の話として、「要望書を受け付けた日本の自治体は石碑の設置に『否定的』な反応を見せた」と報じた。(編集担当:新川悠)