G大阪、西野監督の練習メニューを見てきました。

最初に驚いたのは西野監督が選手を集めたのが09:05だったこと。09:00練習スタートなのに、ちょっと遅いんです。監督によっては09:00ぴったりに始めて、遅れると罰金という人もいます。まずこのおおらかさにびっくり。

ウォーミングアップ、ストレッチ、ランニングしながらのパス交換のバリエーションというメニューの後、次第にピッチが上がってきたのは09:42。約20m×20mのフィールドに12人が入りボールを3つ使ってパス交換、やや広げて約25m×25mの中でのパス交換、それからタッチ数を制限した6vs6で10:00。

ここからハーフコートの11vs11でした。おもしろかったのは、プレーしている間にほぼ監督がフリーズしないこと。時々止めるのですが、そこはセットプレーの練習で、それを2、3本行うとすぐまたゲームに戻ります。20分で水分補給して再開、10:40に練習終了。止めてセットプレーの練習をしたのは5、6分に1回という感じでした。

この40分のメニューの区切り方は、プレーに対してもセットプレーの練習に対しても選手の集中力が高まるでしょうし、実際に選手が気持ちよくトレーニングしているようでした。西野監督は戦術家でもあるのと同時に、こうやって選手を気持ちよく過ごさせるのもうまいのかもしれません。これについては、またいつかG大阪の練習を取材して確認したいと思います。