冴えない投球が続く黒田博樹|2011年MLBペナントレース
黒田博樹の生命線であるシンカーはまだ錆付いたままのようである。球速はほぼ戻っているのだが、コントロールが悪い。その上動きも小さかったようで、フロリダ・マーリンズ=FLAの各打者はこの球をじっくり見る余裕があった。
先頭は2年前、岩村明憲に左膝前十字靱帯断裂の傷を負わせたクリス・コグラン。いきなり黒田のシンカーをセンターオーバーの二塁打。このところ立ち上がりが悪すぎる。ハンリー・ラミレスの遊ゴロで三進したコグランが、モリソンの犠飛で帰ってきて1失点。しかし黒田はここで落ち着くことが出来ない。サンチェスにレフトオーバー二塁打、ダブスにセンター前と連打され2失点。
以後も黒田は、毎回安打を打たれた。故障から復帰して間がない遊撃ラファエル・ファーカルに飛んだゴロが2つ内野安打になったが、芯でとらえられていたのは事実だ。
決め球がないために、スプリッターやスライダーを多投したが、ボールが先行する苦しい投球が続く。
しかし6回を迎えた時点でまだ3失点。この回を抑えれば何とかQSだったのだが、1死2、3塁となった時点で交代。変わったマクドゥーガルが2死から代打ウェス・ヘルムズに2塁打を打たれ、黒田に自責点5が付いた。
35歳、ローテーションをきっちり守って11回目の登板。そろそろ疲労がたまっているのだろう。MLBでの黒田の勝敗が半ばするのは、こういう中だるみがあるからだ。
何とか回復してほしい。
先頭は2年前、岩村明憲に左膝前十字靱帯断裂の傷を負わせたクリス・コグラン。いきなり黒田のシンカーをセンターオーバーの二塁打。このところ立ち上がりが悪すぎる。ハンリー・ラミレスの遊ゴロで三進したコグランが、モリソンの犠飛で帰ってきて1失点。しかし黒田はここで落ち着くことが出来ない。サンチェスにレフトオーバー二塁打、ダブスにセンター前と連打され2失点。
以後も黒田は、毎回安打を打たれた。故障から復帰して間がない遊撃ラファエル・ファーカルに飛んだゴロが2つ内野安打になったが、芯でとらえられていたのは事実だ。
しかし6回を迎えた時点でまだ3失点。この回を抑えれば何とかQSだったのだが、1死2、3塁となった時点で交代。変わったマクドゥーガルが2死から代打ウェス・ヘルムズに2塁打を打たれ、黒田に自責点5が付いた。
35歳、ローテーションをきっちり守って11回目の登板。そろそろ疲労がたまっているのだろう。MLBでの黒田の勝敗が半ばするのは、こういう中だるみがあるからだ。
何とか回復してほしい。