30日のセリエA第35節で、チェゼーナとアウェーで対戦するインテル。勝たなければ今節にもミランの優勝が決まるという一戦を翌日に控え、レオナルド監督は前日会見で次のようなコメントを残している。

「我々の目標は非常に明確だ。ポジティブにプレーし、試合に臨むということだよ。リーグ戦では2位の座をキープしたいし、コッパ・イタリアでもうまくやりたい。このチームのサイクルは終わっていないんだ。ときにそういうことが言われるが、その意味を理解するのは難しい。どうすればよいんだ? 25人の選手を代えろというのかい? 違うだろう。だから、まったく終わってなどいないんだ」

「ミランのことを見てごらんよ。今年の彼らは、4年前にもいた多くの選手たちとともにスクデットを獲得しようとしている。このチームはすべてに勝ってきて、今年は2位につけており、コッパ・イタリアのタイトルを争っていて、世界王者にもなったんだ」

「私の進退? 自分が監督として強くなったと感じているし、この仕事をやろうとますます気持ちが固まっている。これまでの期間や敗北が、さらなる意欲を与えてくれたんだ。私にとっては成長のときなんだよ。続投? 私としてはまったく疑問はない。私は前進したいが、最終的には結果次第だよ。クラブが望むことに応じていこう。だがあくまで、自分が考えることに忠実でありつつね」

「私がいたときよりもミランが強い? 状況がまったく異なるし、比較することはできないよ。ミランは去年と違うチームだし、インテルも変わった。ほかのタイトル候補たちも変わった。だから、比較は不可能さ」

「シャルケ戦(チャンピオンズリーグ準々決勝)には悔しさが増した。残念ながら、あの試合は我々にとって最もデリケートなときに訪れたんだ。悔しさは残る。今後に向けての強みになることを願おうじゃないか」

「レアル・マドリー対バルセロナ? ファイナルのようなこういった試合ではよくあることだけど、緊張感やフィジカルのぶつかり合いがあって、美しいプレーを見ることは難しいんだ。(ジョゼ・)モウリーニョとは連絡していないよ。正直、情報はない。離れている私が何か言えば、ほかのチームに新たな混乱を生じさせることになる。そんな必要はないだろう」