19日、プロ野球のセ・リーグは、都内で臨時理事会を開催、文部科学省からナイター自粛を要請されたことを受け、その開幕を今月29日に延期するとした。

その他にも、4月3日までは東京・東北電力管内のナイトゲーム取りやめデーゲームとする。レギュラーシーズンは、延長戦を行わず9回で打ち切りとするなど、節電に配慮した項目が追加されたものの、最後までセ・パ両リーグの足並みが揃うことはなかった。

同日深夜放送のTBS「S1」では、プロ野球解説者・野村克也氏が見解を述べた。
「やむを得んとは思いますけど、もっともっと根本というか、私らが現役時代からそうですけど、セとパがいつもいがみ合って、なんで手を繋いで協力し合って、頑張っていこうって、こういう時こそ団結するとき。プロ野球機構でしょ。一緒になってやっていかなきゃ。昔からセとパは意地をはる。セはこう、パはこうって、どうしてそうなるんだろうね」とまくし立てた野村氏。

その後も、「どうしても144試合やんなきゃいけないのかなって思うんですよ。10試合でも減らせばいい。我々の場合は130試合だったんですから。そう考えたら、144試合にこだわることはないんじゃないか」と続けると、その後半には「あと気に入らないのが、コミッショナーが人ごとみたいなこと言ってるでしょ。こういう時こそリーダーシップを発揮して先頭に立ってやるべき」と苦言を述べた。