職業「コスプレイヤー」にインタビュー

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いまや世界中から注目を集める日本の「コスプレ」人気。このコスプレ、「Wikipedia」によると“コスプレとはコスチューム・プレイを語源とする和製英語で、アニメやゲームなどの登場人物のキャラクターに扮する行為を指す”とある。
そして、このコスプレを行う人たちは「コスプレイヤー」と呼ばれ、アニメやゲームのキャラクターになりきったり、ビジュアル系バンドのライブ会場で登場したりすることで知られる。

そんな中、職業としてコスプレイヤーと名乗る、桜塚れいさん。コスプレボランティア団体「虹の架け橋」の代表を務めるほか、ラジオのパーソナリティ、テレビや映画のエキストラ出演などをこなしている。今回、桜塚れいさんにインタビューを試みた。
 
−まず「職業:コスプレイヤー」を名乗るようになったきっかけは?
「自分を含めて通常、コスプレイヤーさんは皆、自分の『mixi』やブログのアドレスなどを記した名刺を持っています。その名刺に自分でなにか肩書きみたいなものが欲しいなと考えた時に思い切って“コスプレイヤー”と記載したのがはじまりです。また、コスプレイヤーという存在をもっと一般的に広く知ってもらいたいというのももちろんありました。コスプレというと今でもどうしても偏った見方があるのも事実なので、それを少しでも変えたいと・・・」
 
−コスプレに興味を持ったのはいつごろですか?
「たしか小学校高学年の頃。いったん離れた時期があったのですが今、復帰して3年ほど経ちます」
 
−その今、よくするコスプレは?
「まずプリキュア系。そしてこの銀魂。マクロス・フロンティアなども」

−自分の中でコスプレイヤーとして「これだけはこだわっている」という部分は?
「コスプレをする時に“ゲリラ”はしない、許可された場所でしか絶対にコスプレはしません」

−ところで、コスプレイヤーの中で「暗黙のルール」みたいなものは存在するのでしょうか?
「例えば、カリスマ的なコスプレイヤーさんに対する“礼儀”みたいなものはありますね。それは芸能人などとほぼ同じだと思います」

−これまでコスプレをやっていて最も大きな“出会い”を教えてください。
「大阪府堺市にあるカフェ&レストラン『マッハ?』のマスターに出会ったこと。2年ほど前から“押し掛けウエイトレス”としてコスプレで登場しています。マッハ?の定休日以外の水曜日がメイン。ここでさらにいろいろな方々と知り合うきっかけにもなりましたし、現在の原点でもあります」

−また、コスプレでボランティア活動、しかも代表を務めているんですか?
「はい。『虹色の架け橋』という団体でイベントでのステージや写真撮影、売り子や清掃活動、さらに学童保育や障害者施設などへの訪問をボランティアで行っています。この活動は本当に多岐にわたっています。もしご依頼があれば、まずは気軽にご相談いただければと思います」

−桜塚さんがコスプレイヤーをやっていて最も“よかった”と思えたことを教えてください。
「子どもたちの笑顔です。自分が子ども好きというのもありますが、コスプレをやっていると子どもたちが一緒になって遊んでくれます。特に、あるイベントでプリキュアのコスプレをした時に子どもたちがそのキャラクターだからとすごく楽しそうに近寄ってきてくれました。これからもイベントやボランティア活動などを通して、子どもたちの笑顔に触れられる機会がよりたくさん得られれば・・・」

−桜塚さん自身の今後の目標はありますか?
「コスプレボランティアの活動を頑張ることはもちろん、パフォーマーとしての自分をもっと磨いていきたいです」

ちなみに、今後のボランティア活動として、今年5月3〜5日に大阪市北区の中之島公園一帯で開催される「第40回 中之島まつり」に参加する。
「エコチャレンジ2000」活動の一環としてエコステーション(ゴミ箱)2か所ほどにてゴミ分別とゴミ回収の啓発運動を行う予定。
中之島まつりホームページ

協力:カフェ&レストラン「マッハ?」
http://www.h4.dion.ne.jp/~maltuha/index.html

Wing Cats 桜塚れいのブログ

コスプレボランティア団体虹色の架け橋



(Reported by Aki Shikama)


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