23日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグで、インテルと敵地で対戦するバイエルン・ミュンヘンのルイス・ファン・ハール監督によると、インテルは「あまり変わっていない」という。昨季ファイナルで守備に気を配り、スペクタクルでなかったチームと同じだというのだ。

ファン・ハール監督はインテル戦を翌日に控え、「インテルが違うやり方でプレーしたのを見たことはない」とコメント。一人の日本人記者がその点について詳細を尋ねると、同監督は次のように続けた。

「ファイナルを見た人はよく知っている。毎週のインテルのプレーを見るだけで十分だ。(リーグ前節)カリアリ戦でも、後半に相手が攻めている一方で、彼らは何もせず守っていた」

「監督とクラブがこういうプレーをすると決めたことが分かるだろう。だが、私はファンのために、より魅力的なサッカーを提供したい。ただ守ることを考えるより難しいが、それが私のサッカーに対する考え方だ」

また、ファン・ハール監督は昨季のファイナルとの比較について、「リベンジ? それは別にしても我々は勝ちたい。王者が常に有利なもので、この場合はインテルになる。しかも、彼らはホームだ」とコメント。ジョゼ・モウリーニョ監督(現レアル・マドリー)とFWディエゴ・ミリート(負傷)の不在はどちらがより影響するかと聞かれると、「監督よりも選手の方が重要だと思う」と答えている。