インテルは23日のチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグで、バイエルン・ミュンヘンをホームに迎える。マドリッドでの昨季決勝で破った相手だが、バイエルンはこの週末もマインツに敵地で3−1と勝利するなど、好調であることを示している。

対するインテルは、結果こそバイエルンに劣っていないが、19日のカリアリ戦でも見られたように、プレー内容に関しては少し苦しんでいる。だがレオナルド監督が言うように、ポジティブな側面を見てみよう。

MFエステバン・カンビアッソやMFデヤン・スタンコビッチ、FWサミュエル・エトーといった主力たちは、カリアリ戦で部分的な出場にとどまり、休むことができた。実質的に回復しているMFヴェスレイ・スナイデルとDFルシオも、温存することができている。両選手とも、バイエルン戦には出場するだろう。

一方で、レオナルド監督にとって問題となり得るのが、攻撃陣の構成だ。FWジャンパオロ・パッツィーニはすでにサンプドリアでCL予選に出場していたため、起用することができず、FWディエゴ・ミリートはまだ負傷しているからだ。

中盤は選手がそろっており、カンビアッソとMFチアゴ・モッタ、そしてスタンコビッチの出場が有力。スナイデルがひし形の頂点に入り、MFフシン・カルジャはベンチに戻るだろう。キャプテンのハビエル・サネッティは左サイドバックになる可能性がある。攻撃的なDF長友佑都や守備的なクリスティアン・キヴよりも、バランスを保証してくれるからだ。