“FIFAウィルス”はバルサに影響を与えている。代表ウィーク明けのリーガ再開となる試合でバルサは結果を残せていないのだ。代表ウィーク明けのここ17試合でのバルサの成績は4勝10分3敗。たった4勝しかあげていない。そして、グアルディオラ監督が就任してからの10試合でも3勝6分1敗と勝ち切れず、勝ち点の取りこぼしが目立っている。今シーズンで言えば、カンプ・ノウでまさかの黒星を喫したエルクレス戦も代表ウィーク明けの試合だった。

 多くの代表選手を抱えるバルサ。今回の代表ウィークでも15人の選手が各国代表から招集を受け、各地へと向かっていった。負傷者を除いて、フルメンバーでのトレーニングが可能となったのも今週水曜日の夕方のセッションだった。多くの代表選手を抱えるバルサにとっては仕方のないことだが、こういった条件が不利に働く可能性は高い。

 今シーズン、1勝1分1敗とカンプ・ノウでの勝ち点5を逃し、カンプ・ノウの牙城が少しずつ崩れつつある感のあるバルサだが、嫌なムードを払拭し、弾みをつけるためにも代表ウィーク明けのバレンシア戦での勝利は大きな意味を持つ。ウィルスに効くのは“勝利”が一番の特効薬だ。

(スペイン通信)