中国では、観光客のマナーの悪さやルール無視が、しばしば問題になる。10月1−7日の大型連休でも、インターネットに「問題の行為」の写真が多く投稿され、改善が呼びかけられた。サーチナ総合研究所(上海サーチナ)が発表したアンケート調査では、旅先でのマナー問題は「民度の問題」とする回答が約4割となった一方で、「観光地側の責任」との意見が2割以上に達した。

 中国人の旅先におけるマナーが悪い理由を尋ねたところ、「中国人の素養が低いから」と、いわゆる民度を問題視する回答は40.38%と最も多く、「観光地に標識など設備が整っていないから」と、観光地側の責任とする回答が21.29%で次いだ。「旅の恥はかき捨てとの意識があるから」は18.68%、「その他の理由」は19.64%だった。(編集担当:如月隼人)



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