米メジャーリーグのシアトル・マリナーズのイチロー外野手(36)が18日(現地時間)、同チーム本拠地のレンジャーズ戦で1回の第1打席で二塁内野安打を記録し、日米通算3500安打を達成した。イチローは、オリックスで活躍していた1992年から2000年までに1278安打で、 2001年のシアトルに移籍後、昨シーズンまでに2030安打を記録した。

 韓国でも複数のメディアが、日本が生んだ最高の強打者イチローが日米通算3500安打という大記録を達成したと報じている。一方で、イチローが達成した大記録に日本のマスコミは熱狂しているが、メジャーリーグ関係者の間では、否定的な意見があるというメディアも見られる。

 100年をはるかに超えるメジャーリーグの歴史の中で、イチローよりも多くのヒットを打った選手は、ピート・ローズ、ハンク・アーロンなどたった5人にすぎない。このためか、メジャーリーグ関係者たちの反応は好意的でないと伝えている。

 1978年からメジャーリーグ公式記録員として活動しているビル・シャノン氏はイチローの米日通算3500安打について「イチローと松井秀喜が日本とメジャーリーグで最高水準のプレーを見せ、日本人が日米の記録を合算して通算記録と報じることは知っている。 日本のメディアにとっては、このような記録は大きい意味がある」と紹介。

 一方で、メジャーリーグ記録との比較について「米国の野球はメジャーリーグだけでなくマイナーリーグ、大学野球、独立リーグなど多様なリーグと125年の伝統がある。メジャーリーグの記録にメキシコリーグや日本野球の記録を合算するのは愉快なことでない。記録集計は伝統と慣習に従わなければならない」とメジャーリーグ記録との比較に不快感を示す声も上がっていると指摘している。

 これは、王貞治が現役時代に、ハンク・アーロンのホームラン記録を超えた際、日本の野球の水準や球場の大きさなどを取り上げて論じ、米国のメジャー関係者やメディアがその記録を認めなかった姿と似ているとの見方を示している。(編集担当:李信恵・山口幸治)



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