カリアリ戦での5失点、バイエルン・ミュンヘン戦での2失点、そしてFWフランチェスコ・トッティの発言をめぐる議論…ローマの一週間は騒がしかった。クラブが(トッティを除き)選手たちに報道管制を敷く一方で、クラウディオ・ラニエリ監督は疲れているようだ。19日にボローニャ戦へ臨む同監督は、18日の前日会見で、力強い声で「今回は私が話し始め、私が終わらせる」と断言。質問を受けつけず、次のように語った。

「たくさんの話を耳にした。私は私の現実を言っておきたい。うまくいっていないことはあり、結果はついてきていない。言い訳はないし、ミュンヘンでは勝つためにプレーし、もっとやりたいと思っていたが、それができなかった。責任は監督にある」

「トッティが私に反発していると記事も目にした。まったくバカげたことだ。ここのドレッシングルームは健全だよ。私は全員と誠実で正直な関係を築いている。私のキャプテンならなおさらだ。何度か彼を交代させて、私が間違っていたこともあるし、逆に彼をピッチに残して間違ったこともある。だが、常にローマのためにやろうとしたことなんだ」

「このチームについてあれこれ言われたが、彼らは昨季を通じ、みんなに夢を見させたのと同じ選手たちだよ。我々は時速1000キロでスタートしたかったが、それはできていない。言い訳はしたくないし、その必要もない。常に全力は尽くしたからだ。我々はもっとやりたいと思っている。それでサポーターの信頼を得たからだ」

「ミュンヘンでやったことも、すべてを捨て去らなければいけないわけじゃない。よりチャンスをつくったのは我々なんだ。チームはあるし、意欲もある。このチームにはガッツがあるんだ。それを見せていく」

「ボローニャ戦について話そう。難しい試合だ。だが、我々は苦しむことも知っており、それは昨年も示した。だが、去年もそうだったように、今年も我々は切り抜けていく」