WWD NY創刊100周年記念号が売れまくっている 浅田効果?

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 インファスが発行する「WWD マガジン」2010年秋号が売れまくっている。アマゾンでは注文ができない状態となっており出版不況が忍び寄るファッション誌業界で久々のヒットイシューだ。写真家レスリー・キー氏が手がける注目のカバーには「CHANEL」を纏ったフィギュアスケーター浅田真央が登場しており、発売前から話題を呼んでいた。



 スペシャルイシュー"Muse of Tokyo by Leslie Kee"では、各ジャンルで世界的に活躍する10〜60代までの10人の「大和撫子」たちにクローズアップしており、写真家レスリー・キー氏による撮りおろしやインタビューが紹介されたボリュームあるページになっている。カバーガール浅田真央のほか、冨永愛×「GUCCI」、松任谷由実×「LANVIN」、沢尻エリカ×「Christian Dior」、桃井かおり×「VALENTINO」、菊池凛子×「Balenciaga」など豪華な顔ぶれがずらりと揃い、それぞれがブランドとのコラボレーションで個性溢れるモードな世界観を表現している。

 ここまでヒットとなっている理由について、書店は取材に対し「浅田真央がファッション誌に、という意外性が評判を呼んでいるのでは。他にも松任谷由実やキャッチーな沢尻エリカなどキャスティングがウリですね。でも正直、浅田ファンがこんなに多いとは思わなかった(笑)」と書店も意外だったよう。

 また、各企業が動画配信などのデジタルコンテンツで動きを見せるなか、同誌は日本橋駅の敷地内に特設ブースを作り「WWD マガジン」2010年秋号の宣伝をスタート。ここでは、最新の「WWD JAPAN」や「WWD マガジン」のほか、故アレキサンダー・マックイーンを特集したバックナンバーなども販売中で情緒溢れる特設ブースも意外性十分だ。