昨シーズン、バーリで頭角を現した若手DFアンドレア・ラノッキアが、正式にインテルの選手となった。インテルは21日、クラブの公式サイト上で、ジェノアに所属する同選手を共同保有で獲得したことを発表した。また、2011年6月までラノッキアがジェノアでプレーすることも明らかにされている。ラノッキアはインテルと2015年までの5年契約を結んだ。

ラノッキアのインテル移籍に際し、インテルからジェノアへはFWマッティーア・デストロが共同保有権の買い取りオプションつきレンタルで移籍することも決まっている。インテルのユースチームに所属していたデストロは、18ゴールでチーム内得点王となったほか、イタリアU-19代表でも戦っている。こちらも将来が嘱望されている若手選手だ。

一方、ジョゼ・モウリーニョ監督率いるレアル・マドリーが獲得を望むインテルDFマイコンの代理人であるカリエンド氏は、イタリア『スカイ・スポーツ』に対し、センセーショナルなオファーが届かず、「状況がこのままならば、私は彼がインテルに残ると思う」と語った。

カリエンド代理人は両クラブの交渉があるのかどうか、選手は知らないとしており、マイコンに対してクラブが「一定の敬意」を払う必要があるとも話している。

「彼がインテルにもたらしてきたことを考えれば、マイコンのようなカンピオーネ(最高級の選手)を市場に出す前に、一定の敬意が必要だ。会長は少なくとも1分、彼のための時間を見つけるべきじゃないか」

なお、ミランは21日、クラブの公式サイト上で、DFマッシモ・オッドとの契約を2012年6月30日まで延長したことを発表している。