ミランFWマルコ・ボッリエッロがイタリアの雑誌『GQ』の中で、インテルFWマリオ・バロテッリについて、ミランに加入するのであれば歓迎すると話している。

――毎年のようにユニフォームを変えながら、そのすべてにキスをするような偽善者と、バロテッリのようにピッチにユニフォームを投げつけ、ヒステリックにスタジアムの観客とやりあう選手。どちらが良いのでしょう?
「バロテッリの方が絶対に良いね。サポーターのことは理解しているけど、オレは彼のことも理解できる。彼はインテルがバルセロナと戦ったときに、ひどいジェスチャーをしてしまった。でも、18歳ですべてのメディアが自分のことを騒ぎ、ドレッシングルームが反発していたら、落ち着くのは難しいことだよ」

――ミランに加わるとしたら、どうやって彼を歓迎しますか?
「両手を広げて歓迎さ。ウチのクラブは強いんだ。そして、彼は自分を助ける用意があるチームメートたちと出会うだろう。ケツを蹴りあげるようなヤツじゃなくてね」

バロテッリを蹴りあげたとされるのは、インテルDFマルコ・マテラッツィだ。そのマテラッツィについて、レアル・マドリーの指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョ監督は、『オンダ・セロ』『ラジオ・マルカ』のインタビューで、チャンピオンズリーグ決勝終了後、マテラッツィが引退を決めたと伝えてきたと話した。だが、現在バカンス中のマテラッツィは、「オレは(2012年までの)契約を全うしたい。今はインテルでさらなるトロフィーを勝ち取りたいと思っているんだ」と、今後も戦う意向を強調している。