バルサとR・マドリーのリーガ制覇を狙うデッドヒートが続いているが、残るは2試合。同日同時開催で行われる第37節の大事な試合を前に両チームの監督同士も火花を散らす戦いを繰り広げている。勝ち点差はたったの1。バルサがR・マドリーをリードしているが、この差はどこで出来てしまったのかが焦点に挙がった。

 R・マドリーのペジェグリーニ監督は、「この1ポイント差は、バルセロナで行われたクラシコで生まれたもの。我々の方が内容的には上だった。引き分けで終わるのが妥当な結果だった。リーガ制覇できないとすればこの試合で負けてしまったことだ」と勝ち点1差の理由を述べている。

 これに対してバルサのグアルディオラ監督は、「我々は30分間一人少ない状態で戦った。それをペジェグリーニ監督は思いだすべきだ。R・マドリーは、1人少ない状況にもかかわらず1本もシュートが打てなかった。ペジェグリーニ監督自身、何を言っているか分かっているはずだ」と語り、このペジェグリーニ監督の発言を批判した。

 バルサはアウェイでセビージャ戦、R・マドリーはホームでアスレティック・ビルバオとの対戦が待ち構えているが、ピッチ外で両監督の戦いはすでに始まっている。優勝へ向けた鍵となる第37節は見逃せない。

(スペイン通信)