「ヴィエリは我々のメディカルチェックに姿を見せなかった。よって、新しいニュースはない」。元イタリア代表FWクリスティアン・ヴィエリと仮契約を結んでいたと言われるボタフォゴFCは、困惑を隠せない。

わずか6日前、同選手がリオ・デ・ジャネイロに到着した様子がボタフォゴFCの公式HPに載っていた。しかし、リオ・デ・ジャネイロからおよそ700キロメートル離れたボタフォゴFCのホームタウン、リベイロン・プレットに彼が到着することはなかった。

どうやらヴィエリは、リオに留まりボアビスタと契約を結ぶことになりそうだ。半年の契約で、報酬は3万3000ユーロ(約430万円)程度。運転手と海に面した家が用意される模様だ。

ブラジル『Globoesporte』の中でヴィエリは、「リオは素晴らしい」と語っていた。昨シーズン途中にアタランタとの契約を解除した同選手はその後、世界を転々として新しい所属クラブを探していた。アメリカから南米へ渡り、オーストラリアからも関心があった。そして、イングランドではトライアルも受けている。しかし先日、引退表明ととれるコメントをイタリアで発したことで、誰もがヴィエリのプレー再開を諦めた。それでもその直後に、ボタフォゴFCとの仮契約が報じられている。どうやらボタフォゴFCの誘いを蹴り、ボアビスタで再始動する可能性が高そうだ。