カリアリとのアウェーゲームを前に、インテルのジョゼ・モウリーニョ監督が会見に応じ、日程に対する不満を語った。「チャンピオンズ・リーグに参戦するすべてのクラブの試合（セリエＡの第３節）が土曜日じゃなかったのか、わたしには理解できない。他国のリーグは、すべてそうしている」。またモウリーニョ監督はザッケローニを “口撃”。「ホームながらチャンピオンズ・リーグのアーセナル戦に１−５で敗れた人物が、わたしのチームに関して口出しすることはできない」。そしてカリアリ戦についても語った。「Ｊ・セーザルはプレーしない。バルサ戦で３度もボールに触ったから、とても疲れているんだ。バロテッリとサントンがスタメン出場する可能性？　２人とも先発するかもしれないし、出場しないかもしれない」。

カリアリ戦を間近に控えるインテルだが、ジョゼ・モウリーニョ監督の頭からは、チャンピオンズ・リーグが離れていない。モウリーニョ監督は日程について満足していないようだ。

「チャンピオンズ・リーグに参戦しているイタリアのすべてのチームは、試合でいいプレーをするためにコンディションを整えなければならない。ユベントスは、土曜（４節のリボルノ戦）に試合をして、次の試合は木曜（５節のジェノア戦）だから、４日も回復する時間を確保できる。日曜に試合をして水曜に戦うわれわれには、２日しか時間がない。それになぜ先週、チャンピオンズ・リーグに参戦するすべてのクラブの試合（第３節）が土曜日じゃなかったのかわたしには理解できない。他国のリーグは、すべてそう（土曜日開催）している」

続けてモウリーニョ監督は、メディアに対して苦言を呈した。

「カリアリ戦でＪ・セーザルはプレーしない。なぜなら彼は疲れきっているからだ。彼はバルセロナ戦で３度もボールに触ったからね。君たちメディアは、チャンピオンズ・リーグで戦ったイタリアの４クラブのＧＫを比較するといい。そうすればＪ・セーザルがいかに疲労しているか分かるはずだ。メディアやジャーナリストたちはここ（会見場）に、チームを批判しにきているのだろう。これは悲しき問題だ。しかし君たちにはこの問題を解決する気がない」

メディアに続いて、モウリーニョ監督はアルベルト・ザッケローニを非難した。ザッケローニがガゼッタ紙上で、チャンピオンズ・リーグで勝てないインテルを批判する論調を展開したからだ。

「インテルの監督として、ホームながら（2003−2004シーズンの）チャンピオンズ・リーグのアーセナル戦に１−５で敗れた人物が、わたしのチームに関して口出しすることはできない。もうこの話はやめよう。インテルは最近のチャンピオンズ・リーグで、今回のバルセロナ、そしてマンチェスター・ユナイテッド（昨シーズンの決勝トーナメント１回戦）と、近年の王者を相手に戦っているんだ」

モウリーニョ監督はカリアリ戦についてもコメントした。

「バロテッリがスタメン？　バロテッリは可哀想だね。このようにメディアに名前を使われるんだから。先日のイタリアＵ−21代表の試合の後、多くのメディアが彼に対してプレーすべきではないと言った。しかし今日この場で君たちは、バルセロナ戦でバロテッリを先発で使うべきだったと言う。バロテッリとサントンがスタメン出場する可能性？　２人とも先発するかもしれないし、出場しないかもしれない」