ヴィエリがアタランタとの契約を解消し、退団することになった。ヴィエリとアタランタの契約は6月まで残っていたが、長引く怪我の影響で出番も少なく、またサポーターとの関係も悪化しており、残り1か月半後のシーズン終了を待たずして、アタランタを去ることになった。


シーズンの終了を待たず、ヴィエリとアタランタの契約は解消された。ヴィエリは昨夏、アタランタと1年契約を結び、フィオレンティーナから加入。しかし、来シーズン以降の契約延長の話はなかった。

故障が長引いていたヴィエリは、サポーターとの関係が良好ではなかった。先月の28日に行なわれたベリンゾーナ(スイス1部)との練習試合で、アタランタは0−1と敗戦。サポーターはヴィエリにブーイングを浴びせ続け、このことが退団の決め手になった模様だ。その後、デル・ネーリ監督がヴィエリを擁護し、サポーターの説得を試みたものの誹謗・中傷の声が止むことはなかった。

アタランタのルッジェーリ会長は、4月1日付けでヴィエリとの契約解消を発表。ヴィエリは2シーズン前にもアタランタに所属していたが、フィオレンティーナに移籍したことで、ファンから反感を買っていた。フィオレンティーナで1シーズンを過ごしたのち、今シーズンからふたたびアタランタに復帰したわけだが、当初からサポーターの標的となっていた。

今シーズンのヴィエリは、ウディネーゼ戦とユベントス戦でゴールを決めているが、怪我の影響もあって、出場したのはわずか9試合。プレー総時間は292分と、決して充実したシーズンを送っていなかった。